体で学ぼう!

体で学ぶ新感覚な、お勉強!

脚を横に開いたり閉じたりして股関節や脚周りをほぐすエクササイズ

今日は、脚を横に開くエクササイズをご紹介します。

基本的に脚って生活の中で前後に動かすことが多いですよね。
歩く時、走る時は、脚を交互に前後に振って移動しますよね。
カニみたいに横向きに移動している人、いらっしゃいますか?
あんまり居ないと思います。子供は遊びでやっていたりしますけどね。

日常生活の中で横向きになって移動する必要はありませんが、人体の構造からしても、脚は横にも開けるようにできています。
脚を開く機会はあまり少ないので、脚を閉じたり開いたり、
また、横にそのまま身体を移動する能力が使われないままで衰えてしまっていたりします。

さて、そこで今回は、脚を横に開く簡単エクササイズを紹介していきます!
どなたでもできる簡単なものなので気軽にやってみてください。

脚を横に開くエクササイズのやり方

1.普通に立ちます。
2.片足を横に開いて地面に着けます。
3.元に戻します。
4.逆の脚を開いて地面に着けます。
5.元に戻します。
6.以上の動作を四拍子のリズムで繰り返します。
「イチ、ニ、サン、シ」でも「タン、タン、タン、タン」でも良いですよ。
ゆっくりで構いませんので、リズムを取りながらやってみましょう!
こんな感じです。

f:id:monkey-try:20190111195955j:plain
イチ
f:id:monkey-try:20190111200027j:plain
f:id:monkey-try:20190111200114j:plain
サン
f:id:monkey-try:20190111200027j:plain

リズム運動は、精神を安定させるセロトニンの働きを活発にしてくれます。
脚を閉じたり開いたりして動かしながら、股関節周り、脚周り、股周りを解きほぐしていきます。

「うーん、このエクササイズではちょっと物足りないな」という方のために、
今回はもう1つエクササイズをご紹介しておきましょう。
最初のものより、少しだけ難しくなっています。

基本的な動作は同じです。
片脚を開き、元に戻します。
そして今回は、元に戻した時に、入れ替えるように逆の脚を上にあげます。
そうすると先程よりも少しダンスっぽくなってカッコ良くなります。

絵で説明してみましょう。

f:id:monkey-try:20190111195955j:plain
イチ
f:id:monkey-try:20190111201516j:plain
f:id:monkey-try:20190111200114j:plain
サン
f:id:monkey-try:20190111201444j:plain

最初のエクササイズはスムーズにできたのに、1つ動作が加わるだけで、こんがらがってしまう人もいるかと思います。
脚を引っ掛けて転ばないように、怪我だけはしないように注意してくださいね。
「私には危ないな」と思ったら、やめておきましょう。

でも、人間とは本当にすごいもので、最初ぎこちなかった人でも、
ゆっくりと繰り返していると、次第にできるようになったりします。
人は学習するのです。学習する能力があるのです。
これはすごいことです。
新しい動作を覚えていくことは、脳トレにもなっているので、良かったらやってみてください。
でも無理してやらなくても大丈夫ですよ。まず大事なことは、自分にできる範囲のことをやることです。

このエクササイズは座りながらでもできます。
要領は立ってやる時と同じです。
片脚を開く→元に戻す→逆の脚を開く→元に戻す
リズムは同じく四拍子。
f:id:monkey-try:20190111202825j:plain

普段、脚を開いたり閉じたりする機会がない方は、急に動かすと痛める場合もありますので、
このエクササイズを行う時は、自分で開く幅やリズムの早さを調節して、痛めないように十分気をつけてください。


冒頭にも申しましたが、普通に生活していると、脚を開くと言った動作ですとか、
横に身体をそのまま移動させるといった機会がほとんどありません。
私達は普段、真っ直ぐに整備された、障害物が何もない整えられた道を歩いて生活しています。
脚を開く必要も、横に移動する必要もないのです。

しかし、山や川、森の中などの自然を歩く時は、そういうわけにはいきません。
木を避けたり、落ちているものを避けたり、川を跨いだりして、脚や体を多様な方向に動かす必要があります。
ましてや自然の中には、真っ直ぐに整えられた道などは、ほぼほぼありません。

私達は、当たり前のように整えられたキレイな真っ直ぐな道を歩きながら生きています。
一見、快適ではあります。しかし、そういった生活には、それはそれでデメリットもあるのです。
「脚を開く、横に身体を平行移動する」といった概念が、身体からスッポリと抜け落ちてしまうのです。

バスケ、サッカー、卓球など、横への移動が必要なスポーツをしている人などには、
脚を開く、横に身体を移動させるという動作が、身体の中に普通に存在しています。
ところが、そういった機会も全くない生活を送っている場合、
脚を横に出す、横に身体を移動させるという発想がそもそもなくなっていきます。
全く、そのことが思い浮かばない人になりますと、
例えば、道を歩いていて、突然、正面から人が来ても、横にかわすという発想が出てこないので
「ウッ」と動きが止まってしまったり、ぶつかりやすくなったりします。
横にかわせないので止まるしかないのです。

皆さんは将棋をやったことがありますか。
将棋には「王将」という駒があるのですが、この王将は前後左右斜めと、どの方向にも動くことができます。
しかし、もし、あなたが「王将は前しか動かせない」という思い込みを持っていたとして、前にしか動かさなければ、
途端にその王将は「歩」の動きと変わらなくなります(歩は、前に1つだけしか動かすことができない将棋の駒)。
本当は横にも斜めにも後ろにも動けるのに、いつの間にかの思い込みや、すり込みによって、
本来の様々な可能性が閉じてしまうのです。

実はいたる所で、無意識化に、このようなことが私達には起きています。
これは身体や動作だけのことには限りません。
思考や価値観、私達の生き方にまで、知らず知らずの内に起きているのです。

その他の可能性が「ある」ということに気付かなかった時、
その人の中では、まるで本当にその他の可能性が存在しないかのように意識が形成されるのです。

「お金がすべて」と思っている人にとっては、そのように世界が映ります。
「仕事がすべて」と思っている人にとっては、そのように映ります。
「人との絆がすべて」と思っている人には、そのように映ります。
「地位や名誉がすべて」と思っている人には、そのように映ります。
これらに対して何が良いとか悪いとかを論ずるつもりはありません。

しかし、実はそれ以外の可能性が、周りに大きく広がっているかもしれないのです。

ただ、気付けない。人はそのことには気付けないのです。
「王将は前にしか進めない」と思っている人にとっては、それがその人の世界となっているからです。

でも、もし「自分には、実はまだ、こんな可能性があったのか。目の前には、こんな世界が広がっていたのか」
と今までは分からなかった外側にあった世界に気付く事ができたら、
それってすごくワクワクすることではありませんか。

私達1人1人には、まだまだ色々な可能性が眠っていると思うのです。



さて、話が冗長になってしまいましたが、
今回は脚を開いたり閉じたりするエクササイズのご紹介でした。
決して無理はしないでくださいね。