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かき氷のシロップの味は、実は全部同じ味。

味覚の不思議な話

今年の夏は大変な猛暑となりましたが、
皆様はどう過ごされたでしょうか。
休みを利用して、海に行かれた方もいるでしょうし、
旅行に行かれた方もいるでしょう。
お祭りや花火大会に行って 、かき氷を食べたという人もいるのではないでしょうか。

さて、タイトルで、もうネタバレしているのですが(笑)
実は、そんなお祭りで食べているかき氷、シロップはどの種類も全て同じ味なのです!!
「え〜!?そんなわけないだろ!」
とビックリされた方もいるかもしれません。
でも実は全て同じ味なのです。

なんで同じ味なのに、それぞれ違う種類に感じるのか…。

ということで今回は、味覚にまつわるお話をしていきたいと思います。

目次

違うのは香料と着色料

専門店のものや高価なシロップなどの例外的なものは別として 、
お祭りの屋台で使われているものや、
スーパーなどで売っている安価なかき氷のシロップは、
先ほども申しましたように、どの種類も同じ味です。
違うのは香料、 そして着色料です。
その違いは匂いと色だけなのです。

「でも、いちご味のシロップは、いちごの味を感じるし、メロン味のシロップはメロンの味を感じるよ」
と思った方もいると思います。
でも、実はその味は、嗅覚や視覚、そしてイメージがそう感じさせているのです。

不思議なことに私達は、同じ味のシロップでも、
イチゴの色をしてイチゴの香りに似た匂いがしていればイチゴ味に感じられ、
メロンの色がしてメロンの香りに似た匂いがすればメロンの味に感じてしまうのです。

私達は様々な感覚を使って味わっている。

ファミリーレストランのドリンクバーなどで、こういった実験をしてみると面白いかもしれません。
目を閉じて鼻をつまんだ状態で待機して、誰かに飲み物をもってきてもらいましょう。
そして前情報なしで、目と鼻を閉じた状態のまま、
持ってきてもらった飲み物を飲んでみてください。
すると「ん?なんだこれ…」と感じるでしょう。
場合によっては「何の飲み物か全く分からない」となるかもしれません。
そして「あんまり美味しくないな」と思うはずです(笑)
いつもと全然違うように感じられると思います。

普段、味わっている味は、色々な感覚が組み合わさって形成されているものなのです。
ですから嗅覚・視覚を遮断すると味の受け取り方に変化が起きます。

特に嗅覚の影響は大きいです。
皆さんも体験したことがあると思いますが、
風邪を引いて鼻が詰まった時は、ご飯の味が変わりますよね。
私達は普段、匂いで味わっている部分が多分にあるのです。

味には視覚の影響だってあります。
水のように透明なのに味がついている飲料水をご存知ですか?
最近コンビニやスーパーでもよく見かけますよね。
透明なコーラですとか、透明のミルクティーなど様々な味が発売されているのですが、
皆さんはお飲みになったことはありますか?
飲んだことのある方の中には、
初めて飲んだ時、
「おお、何か透明なのに味がして、変な感じがするな」
と不思議な体験をしたという人も居ることでしょう。
いつもは、コーラの色、ミルクティーの色と、目で認識してから飲んでいます。
しかし今回は透明なのに味がついていて脳が「あれ?」と違和感を覚えたわけです。

普段、私達は、色で味のイメージを形成しています。
さきほどのかき氷のシロップもそうですね。
赤だからイチゴ、緑だからメロン、
そう思い込んでいたから、そう感じてしまった。
ですから、料理って色合いも大事なんですね。
受け取る印象がガラッと変わっていってしまうのです。

さらに嗅覚や視覚だけでなく、他にも、
食感、食べ物の温度、調理の音、食べている時の音、使われている食器、
様々な条件が変われば、味の印象もだいぶ変わっていきます。
そして、その時、誰と食べたかでも全然違います。
説教が長くて面倒なオジサンと一緒にご飯を食べた時は、
味が不味く感じたりしませんか?(笑)

そんな風に私達は味覚だけでなく様々な感覚を使って料理の味を感じているのです。

ですから、スマホ片手にご飯を食べていると、
ご飯の味をしっかりとは味わえず、
損をしていると言えるのかもしれません。

でも逆に言えば、感覚を存分に使って食べていれば、
より美味しく食べられると言えます。
ご飯は美味しく頂きましょうね!

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