体で学ぼう!

体で学ぶ新感覚な、お勉強!

人は触れ合うと幸せになる!幸せホルモン「オキシトシン」!

人に幸せを感じさせるホルモン、「オキシトシン」

オキシトシンというホルモンをご存知ですか?

オキシトシンは脳の視床下部という所で作られているホルモンです。

下垂体を通して血中に放出されます。

オキシトシンは、出産時に子宮を収縮させ分娩を促します。

また母乳を噴出させる働きも持ちます。

出産や授乳に関係があるホルモンなのですね。

 

さらに、このオキシトシンは「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれ、

多幸感をもたらしてくれることが分かっています。

女性だけでなく、男性にも存在しているホルモンで、その効果は注目を集めています。

 

そんな「幸せホルモン」オキシトシンは、生活の中でどんな時に出ているのでしょうか。

その役割と働きを見ていきましょう。

 

オキシトシンが分泌されると、人は幸せを感じる。

オキシトシンがもたらしてくれる効果に

・幸せな気持ちになる

・他者への愛情や信頼を増大させる

・ストレスを緩和してくれる。

・心臓を強くしてくれる。

などがあります。

これらの効果から、オキシトシンは幸せホルモンと呼ばれています。

 

オキシトシンはどんな時に分泌されるのか?

さて、そんなオキシトシン、生活の中でどういった時に分泌されているのでしょう。

それは「スキンシップ」をしている時です。

要は人と触れ合っている時ということですね。

お母さんが赤ちゃんを抱っこしたり、恋人同士でハグをしている時にもオキシトシンは出ています。また見つめ合うだけでも放出されます。

さらにそれは人同士に限ったことではありません。

飼い犬と触れ合っている時にもオキシトシンは互いに分泌されるのです。

優しく見つめ合い、触れ合うことで幸せを感じる…。

まさに絆を育む「愛情ホルモン」ということですね。

ですから、街で幸せそうに手を繋ぎながら歩いているカップルを見て、

自分が1人だからといっても舌打ちしてはいけません。

「ああ、オキシトシンが出ているんだな」と暖かく見守ってあげてください。

 

ちなみに、嫌な相手から触られても、オキシトシンは分泌されないそうなので気をつけてください。

相手に嫌悪感が残るだけの結果となっては、目も当てられません。

 

人との交流でもオキシトシンの量が増える

オキシトシンは、人を思いやることでも分泌されると言われています。

皆さんも経験があるかと思いますが、道に迷っている人を案内してあげたりとか、

お年寄りに席をゆずってあげたりとか、そういう行為をした時に相手に喜ばれて、

何だかホワッと幸せな気持ちになったという経験はありませんか。

そんなふうに、相手を思いやった行動を取った時にもオキシトシンは出ています。

また、気の置けない仲間や家族達と団らんで食事をしている時も分泌されます。

オキシトシンの効果によって幸せを感じ、絆が深まる…。

だから、「絆ホルモン」なんて呼ばれていたりもします。

 

オキシトシンのデメリット

さて、これまでの説明を読むと「完璧じゃないかオキシトシン!」と思った方も居るかもしれませんが、オキシトシンが持つ別の面も続々と報告されています。

それは、嫌な体験をした時に不安や不快感を強めたり、自分の仲間ではないものに対して排他的になったり、攻撃性が増したりする、というものです。

 

例えば、お母さんは赤ちゃんを生んで育てている時、大量にオキシトシンが分泌されています。そのために育児に消極的な夫に対して大きく怒りを感じるという事が起きることがあります。

よく聞きますよね、赤ちゃんが生まれてから旦那にイライラする、その存在に吐き気がするようになったいう話を。

出産、育児を経てお母さんはオキシトシンで赤ちゃんとの絆を結んでいます。

育児の理解がない、または配慮が足りない夫は、その絆を脅かす攻撃の対象となってしまいます。

これがオキシトシンが持つ、仲間ではないものに対しての攻撃性を高めるという効果の側面です。

 

そういった時は、旦那さんが奥さんを思いやって理解してあげることが大切だそうです。

優しく見つめ合って、奥さんの話を聞いてあげる。

そんな風に寄り添ってあげると、奥さんのストレスが緩和されるということです。

これもまたオキシトシンの効果ですね。

また、男性も育児に参加することによって、子供と触れ合い見つめ合うことで、オキシトシンが放出されます。

そうすると、さらに親と子の間だけでなく、子育てを共同して行う夫婦の間にも絆が生まれるという話があります。

オキシトシンの持つ効果で、その人とどう関係を結ぶかによって、いろいろなことが変わってくるのですね。大変面白い話です。

 

昔は町のみんなで子育てをしていたという話がありますよね。

もしかしたら、その時代はオキシトシンで溢れていたのかもしれません。

現代はそういった機会も少なくなり、皆で子供を見守ろうという意識は、どちらかというと薄れている時代なのでしょう。

味方してくれる存在が少ない状況で子育てをしている人は、オキシトシンの効果で不安が大きくなります。

また、街でもよく見かけますが、赤ん坊が泣いているのを見ただけで舌打ちするなんて人もよくいますよね。そうすると、さらにお母さんのストレスは増大されます。

 

ですから、泣いている赤ん坊が居たとしても、思いやりの気持ちで見守ってあげることで、子育てしている人も安心できますし、舌打ちしてた人もオキシトシンで幸せな気持ちになれますから、そういうwinwinの関係を構築した方が、誰にとっても得になるのではないでしょうか。

巡り巡って周りも自分も幸せになれるなら、そちらを選んだ方が賢い選択なのでは?と私は思います。