体で学ぼう!

体で学ぶ新感覚な、お勉強!

腸腰筋の状態を良くしたいなら、その周りにある筋肉の強張りを取ろう!

腸腰筋を活用するためには何が必要か。

腸腰筋という筋肉は、人が走ったり、坂を登ったりする時に使われ、
骨盤の傾きを調整して、姿勢を整えるのにも必要な筋肉です。

それらは私達の生活の支えとなる運動ですから、
この筋肉の状態は常日頃、良くしておきたいものです。

・関連記事
腸腰筋の位置や役割に関する記事はこちらになります↓
karada-de-manabou.hatenablog.com

腸腰筋はお腹周りにも影響が!?
karada-de-manabou.hatenablog.com


しかし、この腸腰筋は位置的にも、大変、奥の方にあり、一般的にはあまり馴染みのない筋肉です。
今回は、腸腰筋をより良い状態にしていくには、どうしていけは良いのかを解説していきたいと思います。

目次

歩行時の腸腰筋の働き

さて、それではまずは、歩いている時、腸腰筋はどう動いているのかを見てみましょう。

腸腰筋は、太ももの骨をお腹側に引き上げる役割を持ちます(股関節の屈曲)
歩行時に前に脚を振り出す時は、この腸腰筋がキュッと収縮して縮まります。

そして、歩くという動作は、脚を前に振り出すだけでなく、
後ろにも振り出して地面を押す必要があります。
この時、脚を後ろに振り出すための筋肉(お尻にある大殿筋や太ももの裏側にあるハムストリングスなどの筋肉)が収縮され、
腸腰筋はグイーンと伸ばされます(股関節の伸展)

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腸腰筋は脚が前に振り上げられているときは縮み、後ろに振り出されている時は伸びている

腸腰筋にスポットを当てて歩行の動作を見てみますと、
脚を前に振り出す時は腸腰筋はキュッっと収縮し、
後ろに振り出す時はグイーンと伸びているということが分かりますね。
これが滑らかに両脚、交互に繰り返されることによって、
歩行時の腸腰筋は機能しています。

何が腸腰筋の働きを邪魔しているのか

歩行時に腸腰筋が滑らかに伸び縮みすることによって、筋肉が収縮・弛緩されます。
そして、筋肉のポンプの働きによって血流が促され、腸腰筋の状態が良くなり、
腰の中からほぐれていきますので、歩きやすく、姿勢も整えやすくなります。

が、しかし、これは悪魔でも腸腰筋が滑らかに機能できた場合のお話です。
運動不足にある多くの方達の場合ですと、歩く時に腸腰筋を活用しようとしても、
力一杯に力んでギクシャクとしてしまうことかと思います。
冒頭でも申しましたが、位置的にも奥にあり使い慣れない筋肉です。

歩く時に活用しようとしても、なかなか滑らかに動いている感じがしないと感じる方は多いでしょう。

やる気を起こして、腸腰筋を意識してストレッチやエクササイズを行ってみても、
なかなか効いているんだか効いていないのかも分からず、
歩きや姿勢が楽になる実感も沸きにくいというのが多くの方の実情かと思います。


しかし、それもそのはず。なぜなら腸腰筋は腸腰筋だけで考えていても、うまくはいかないからです。

体というものは全て繋がっています。
途切れ途切れに完結している訳でなく、
様々な部分が連携することによって、効果的に働くことができるのです。

腸腰筋もそれは同じです。
腸腰筋をうまく活用するためには腸腰筋だけに目を向けていても、なかなかうまくはいきません。
気を見て森を見ずでは、見えない部分が出てきてしまうものです。
そういった息詰まった時は、全体像から見る視点が必要となります。

腸腰筋の周りの筋肉と協調させて働かせる

ここで少しズームアウトして、視野を広げて全体を見ていきましょう。

注目して頂きたいのは、腸腰筋のその位置です。
腰の中、お腹の中の中、最深部にあります。
お腹側から見たら内蔵より奥です。
体の中にあるということです。
ここが重要になります。

腸腰筋が使われにくくなる理由の1つとして
「腸腰筋の動きに合わせて外側の筋肉の収縮や弛緩ができなければ、
中にある腸腰筋のスムーズな動きは阻害されてしまう」
ということがあります。

もっと分かりやすく、一言で言いましょう。

「外側の動きが固くなる(にぶくなる)と、中が動きにくくなる」

ここで少し腸腰筋の気持ちになってみましょう。

腰周りや脚が凝り固まっている状態にあれば、
筋肉同士が「おい、何だよ、邪魔すんなよ!動きにくいだろ!」と関係性がギクシャクしてきますよね。

至る所で筋肉が引っ張りあってケンカしたり、
力の配分がおかしかったりということが各所で起きていると、
歩く時にスムーズに腸腰筋を使うことがしにくくなります。

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腸腰筋の周りが凝っていたり、動きにくくなっていると腸腰筋も活動しにくくなる


ですから、腸腰筋を活用していくためには、その周りの強張りを取り、
互いの働きを妨げないように無駄な力みを抜いていく必要があります。

周りの強張りが取れれば、腸腰筋はより使いやすくなっていくでしょう。
そうして腰の中の強張りが取れると、
歩くのも気持ちく、楽しくなっていくことかと思います。

腸腰筋をより活用していきたいのなら、
その周りにある腰や脚、背中、お腹などなどをよくほぐしてあげましょうね。

リラックスしながら腸腰筋を動かすエクササイズの記事はこちらです↓
karada-de-manabou.hatenablog.com