体で学ぼう!

体で学ぶ新感覚な、お勉強!

運動すると頭が良くなる!~海馬の神経新生~

運動をして頭を良くしよう!

今回は頭を良くする簡単な方法をお教えします。
それは、運動をすることです!
今日は記憶の仕組み、そして運動をすることによって脳に何が起きるかを分かりやすく解説していきます。
これであなたも明日から賢くなっちゃうかも!?

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運動ついでに頭も良くなっちゃうぜ!やったぜ!

記憶の仕組み

私達の記憶や体験は、脳の海馬という部分に記録されます。
海馬は「いつ・どこで・何をした」といった情報が一時的に置かれる場所なのです。
また、この海馬は、記憶のふるい落としをするフィルターのような役割も持っています。
ここで重要だと判断された記憶は、大脳皮質に移動され、長期的な記憶として定着します。
不要だと判断された記憶については時間の経過と共に海馬で消去されていきます。

簡単にまとめてみましょう。
・海馬→新しい記憶、短期的な記憶
・大事な記憶は大脳皮質に移されて定着する。長期的な記憶

おじいさん、おばあさんなどで
「さっきあったこともすぐ忘れてしまうけれど、昔のことはよく覚えている」という方が居ますよね。
これは海馬が衰えてしまい、新しいことを思い出すことはできないけれど、
大脳皮質に送られていた昔の記憶は、脳に長期記憶として定着しているので思い出すことができるからです。

長期的な記憶として定着させるには

重要な記憶として脳に記憶を定着させるには、その情報の入出力を繰り返すことです。
つまり、そのことについて読んだり書いたり話したり聞いたりを繰り返し行い続けることで、
脳に「その情報は重要だ」と認識させる、ということですね。

また、海馬の近くには「偏桃体」という快や不快といった感情に深く関わる脳の部位があるのですが、
海馬と偏桃体はお互いに影響を及ぼし合っています。情動と記憶は密接に関係しています。
感情が伴った記憶は深く残るのです。
楽しかったり、恐かったり、悲しかったことってよく覚えていますよね。
皆さんも心が揺れ動いた時の記憶は思い出しやすいハズです。
憧れの人に恋をした時のこと、大切な人を失った時のこと、辛い時にかけてもらった嬉しい言葉。
そういった時の記憶や場面は、自分の気持ちや情景ごと、ありありと思い出せることでしょう。
ですから記憶を定着させるには、感情豊かに五感を使いながら生きることです。
思い出がたくさんあるって、幸せなことでしょう?

また、海馬は強いストレスや慢性的なストレスによってダメージを受けると言われています。
それは感情の起伏にも影響していきます。ですから大事にしてあげてくださいね。

大人の脳だって変われる

長い間、大人の脳は変わらないと言われてきました。
人間の脳を構成するニューロン(神経細胞)は、電気信号を発することで高度に情報処理を行っています。
この神経細胞は、長年、成体の脳では新しく生まれない、減り続けるだけだと言われていました。
しかし近年、大人の脳の一部でも神経細胞が新しく生まれているということが分かってきたのです。

その脳の一部というのが「海馬」です。
神経細胞が新しく生まれることを「神経新生」というのですが、
海馬で、この神経新生が起きているというのです。

そして運動をすることによって、海馬の神経新生がより促されると言われています。
運動すると海馬の血流量は増えます。体を動かすと実際に頭が良くなっているんですね。
運動後に勉強、学習を行うと学習効率が上がるという実験結果が多数あがっています。
ここでのコツは、海馬はストレスに弱いので楽しく体を動かすということです。
また、運動を行うと脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が増加します。
このBDNFは神経細胞の発生や成長、再生を促してくれます。

つい最近、再び大人の脳で神経新生が起きている、起きていないで、少し物議となったのですが、
それが今後どういう展開を見せるのかは分かりませんが
適度に運動をすることが脳に良い影響を与えるというのは間違いないでしょう。
体を動かすと頭がスッキリするというのは気のせいではないんですね。

また、運動だけでなく食事や睡眠も当然、記憶や学習に大きく影響していきます。
何かを学びたいのなら、まずはその土台から作りあげていくという考え方も有効なのではないでしょうか。
なにより、体を動かすとモヤモヤしていた気持ちもサッパリしますからね!